【ExcelVBA】ファイル操作 ブックを開く Openメソッド

こんなあなたにおすすめ

Excelを使っていると、他のブックを開きたいということがよくあると思います。
WorkbooksのOpenメソッドを使うことで指定したブックを開くことができます。

ブックの開き方を知りたい

ブックを開く際、Openメソッドでは2つの書き方があります。
下のコードでBook1.xlsxを開くことができます。

'パターン1
Sub test1()

    Workbooks.Open "C:\Book1.xlsx"

End Sub

'パターン2
Sub test2()

    Workbooks.Open Filename:="C:\Book1.xlsx"

End Sub

エラーを防ぐ方法

プログラムを実行したときにエラーでプログラムが止まってほしくないときは、下の3つの方法で対応できます。

エラーを無視する

エラーを無視することでエラーが発生してもプログラムが停止することを防ぐことができます。
エラーを無視したい場合は、On Error Resume Nextを使いましょう。

エラーの発生をオンに戻したいときは、On Error Goto 0を使いましょう。

Sub test3()

    On Error Resume Next    'エラーの発生を無視する

    Workbooks.Open Filename:="C:\Book1.xlsx"    'ブックを開く

    On Error GoTo 0    'エラーの発生をオンにする

End Sub

ファイルの存在を確認する

指定したブック(ファイル)が存在しなかった場合、下のようなエラーが発生します。

C:￥Book1.xlsxが存在するか調べて、存在する場合は処理を実行し、存在しない場合は処理をしないようにすることで解決できます。

Sub test4()

    If Dir("C:\Book1.xlsx") > "" Then
        Workbooks.Open "C:\Book1.xlsx"
    Else
        MsgBox "ファイルが存在しません。", vbExclamation
    End If

End Sub

ユーザーにファイルを選択してもらう

ダイアログボックスを表示して、ユーザーにファイルを選択してもらう方法が最も確実です。

Sub test5()

    Dim Open_File_Name As String
    Open_File_Name = Application.GetOpenFilename("Microsoft Excelブック,*.xlsx")

    If Open_File_Name > "False" Then
        Workbooks.Open Open_File_Name
    End If

End Sub

まとめ

ここまでブックの開き方を解説しました。
VBAで他のブックを開くことができると操作の幅が広がるため、ぜひ使ってみましょう。

ブックの閉じ方を知りたい方は、関連記事をご参照ください。
>>【ExcelVBA】ファイル操作 ブックを閉じる

Excelで作業効率をアップしたい方は、下記の記事もご参照ください。
>>Excelのショートカット一覧 覚えて作業効率アップ!!
>>Excelで覚えておくべき関数 作業効率アップ間違いなし

【Excelについて学びたい方】
Excel 最強の教科書[完全版]

【Excel VBAについて学びたい方】
Excel VBA 脱初心者のための集中講座