【ExcelVBA】離れたセルを選択する セルの選択範囲を変更する

こんなあなたにおすすめ

Excelでセルの操作をするときに、離れたセルを選択したいとか、選択範囲を変更したいということがあります。

そんな時は、RangeプロパティやResizeプロパティを使うことで解決します。

今回は、離れたセルを選択する方法、選択範囲を変更する方法について解説します。

離れたセルを選択する

離れたセルを選択するには、Rangeプロパティを使います。

Range(“セル, セル, ・・・”)

Sub test1()

    Dim c As Range
    Set c = Range("A1, B2")
    c.Select
    
End Sub

↓実行結果

離れたセルを選択する 複数ver.

範囲選択したセルを複数選択したい場合は、Unionメソッドを使いましょう。

Union(Arg1, Arg2, ・・・)

Sub test2()

    Dim c As Range
    Set c = Union(Range("A1:B2"), Range("C4:D5"))
    c.Select
    
End Sub

↓実行結果

選択範囲を変更する

選択範囲を変更するには、Resizeプロパティを使います。

Resize(Rowsize, Columnsize)

Sub test3()

    Dim c As Range
    Set c = Range("A1").Resize(2, 3)
    c.Select

End Sub

↓実行前

↓実行結果

行数だけ変更する場合は、Resize(RowSize:=行数)と書きましょう。

Sub test4()

    Dim c As Range
    Set c = Range("A1:C3").Resize(RowSize:=1)    '行数を変更 (A1:C1)
    c.Select

End Sub

↓実行前

↓実行結果

列数だけ変更する場合は、Resize(ColumnSize:=列数)と書きましょう。

Sub test5()

    Dim c As Range
    Set c = Range("A1:C3").Resize(ColumnSize:=1) '列数を変更 (A1:A3)
    c.Select

End Sub

↓実行結果

選択範囲を変更する 応用

選択範囲の行数や列数を取得して、範囲を拡大、縮小することもできます。

・行数
Selection.Resize(Selection.Rows.Count + 数値).Select

・列数
Selection.Resize(, Selection.Columns.Count + 数値).Select

Sub test6()

    Dim c As Range
    Set c = Range("A1:C3")
    c.Select
    
    Selection.Resize(Selection.Rows.Count + 1).Select

End Sub

↓実行結果

Sub test7()

    Dim c As Range
    Set c = Range("A1:C3")
    c.Select
    
    Selection.Resize(, Selection.Columns.Count + 1).Select

End Sub

↓実行結果

まとめ

ここまで、離れたセルを選択する方法、選択範囲を変更する方法について解説しました。

選択範囲を変更できるようになると便利ですので、ぜひ使ってみてください。

セルの位置を取得する方法については、下記の記事で解説していますので、ご参照ください。
>>【ExcelVBA】セルの選択&アクティベート Select & Activateの使い方

Excelで作業効率をアップしたい方は、下記の記事もご参照ください。
>>Excelのショートカット一覧 覚えて作業効率アップ!!
>>Excelで覚えておくべき関数 作業効率アップ間違いなし

【Excelについて学びたい方】
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