ExcelVBA 繰り返しによる最大値、最小値、平均値の取得

今回は、Excel VBAで繰り返し(for文)による最大値、最小値、平均値の取得方法について解説します。

WorksheetFunctionを使うことで、Excel関数を使用できます。

そのため、わざわざ繰り返し処理のコードを書かなくても最大値、最小値、平均値は簡単に取得できます。

結論から言うと、自分で繰り返し処理のコードを書くより、WorksheetFunctionを使用することをおすすめします。

WorksheetFunctionを使用して最大値、最小値、平均値を取得する方法については、以下の記事をご確認ください。
買うべき? – AirpodsProのメリットとデメリット買うべき? – AirpodsProのメリットとデメリット

本記事の内容
  • 最大値を取得する
  • 最小値を取得する
  • 平均値を取得する

最大値を取得する方法

最大値は以下のフローで取得することができます。

フローチャートをコードにしていきましょう。

コード


Sub test1()
    Dim MaxValue As Long
    MaxValue = Cells(2, 2).Value ' 初期値を設定
    
    For i = 1 To 5
        If MaxValue < Cells(i + 1, 2).Value Then
            MaxValue = Cells(i + 1, 2).Value 
        End If
    Next

    Cells(6, 5).Value = MaxValue
End Sub
●実行前
●実行結果

最小値を取得する方法

最小値は以下のフローで取得することができます。

フローチャートをコードにしていきましょう。

コード


Sub test1()
    Dim MinValue As Long
    MinValue = Cells(2, 2).Value ' 初期値を設定
    
    For i = 1 To 5
        If MinValue > Cells(i + 1, 2).Value Then
            MinValue = Cells(i + 1, 2).Value 
        End If
    Next

    Cells(6, 5).Value = MinValue
End Sub
●実行前
●実行結果

平均値を取得する方法

平均値は以下のフローで取得することができます。

フローチャートをコードにしていきましょう。

コード


Sub test1()
    Dim SumValue As Long
    Dim Count As Long
    Dim AverageValue As Long

    Count = 0
    For i = 1 To 5
        SumValue = SumValue + Cells(i + 1, 2).Value
        Count = Count + 1
    Next

    AverageValue = SumValue / Count

    Cells(6, 5).Value = AverageValue 
End Sub
●実行前
●実行結果

まとめ

今回は、Excel VBAで最大値、最小値、平均値の取得方法を解説しました。

Excel(ワークシート)関数を使わなくても最大値、最小値、平均値を取得することができます。

冒頭でも述べたように、ワークシート関数を使用することをおすすめします。
WorksheetFunctionを使用して最大値、最小値、平均値を取得する方法については、以下の記事をご確認ください。
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