【ExcelVBA】For Next文 繰り返し(ループ)処理

こんなあなたにおすすめ

データ処理をする際、繰り返し(ループ)処理をしたいということはかなり多いのではないでしょうか。

人が同じ処理を繰り返すと疲れるし、飽きるし、ミスするしとあまりいいことはないですよね。
そんな面倒な繰り返し(ループ)処理は、機械にやらせてしまいましょう。

コードさえ合っていれば、人よりも早く正確にデータ処理をすることができます。

For文には、For Next文とFor Each文があります。
今回は、For Next文について解説します。

For Next文の繰り返し(ループ)方法がわからない

For Next 基本構文

For Nextは、ForとNextでくくられた部分に繰り返し(ループ)処理したいコードを書くだけでOKです。

基本構文は下記の通りです。

For 開始値 To 終了値
    
    '繰り返し(ループ)処理コード

Next

For Next 簡単なコード

基本構文がわかったところで、簡単なコードを書いてみましょう。

こちらのコードは、A1～A10セルまでに連続した数字を入れていく処理を書いています。
コードを実行することで、A1～A10セルまで1～10の連続した数字が入力されます。

Sub test1()

    Dim i As Integer    'インデックス用の変数

    'iが1～10まで処理を繰り返す
    For i = 1 To 10

        Cells(i, 1).Value = i    'セルにiの値を入力する

    Next

End Sub

・プログラム実行後

For Next 応用

ここまでFor Nextの簡単なコードを解説してきましたが、応用としてFor Nextの中にFor Nextを使用することもできます。

例えば、A1～A10だけでなく、B1～B10、C1～C10にもデータを入力したかった場合下記のように書くことができます。

Sub test2()

    Dim i As Integer    'インデックス用の変数
    Dim j As Integer    'インデックス用の変数

    'iが1～10まで処理を繰り返す
    For i = 1 To 10

        'jが1～3まで処理を繰り返す
        For j = 1 To 3

            Cells(i, j).Value = i    'セルにiの値を入力する

        Next


    Next

End Sub

・プログラム実行後

まとめ

ここまでFor Nextの基本構文、簡単なコード、応用と解説してきました。

For Next文で簡単に繰り返し(ループ)処理ができることがおわかりいただけましたでしょうか。
面倒くさい作業は機械に任せてしまいましょう。

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