「繰り返し処理をもっと楽にしたい」ということはないでしょうか?
pythonのfor文を使うことで、繰り返し処理を一瞬で実行することができます。
例えば1~1000までの数値を手動で入力した場合、時間がかかるし、ミスが発生することもあります。
でもpythonのfor文を使えば、1秒もかからずにミスもなく処理を実行できます!
今回は、そんな便利なfor文の使い方から、処理を途中で抜ける方法(break)、処理をスキップする(continue)の使い方について解説します。
- for文の使い方が知りたい
- breakの使い方が知りたい
- continueの使い方が知りたい
python for文 使い方
for文は以下のようなメリットがあり、普段繰り返し処理を何気なく手動でやっている、コードを書く方が時間がかかるんじゃないのと考えている方におすすめです。
- 繰り返し処理が一瞬で完了する
- コードが簡単
基本的な使い方
基本的な使い方は以下の通りです。
for 変数 in オブジェクト:
処理
オブジェクトには、文字列、配列、数値、・・・などを抽象的に表現したものです。
“:”(コロン)は付け忘れないように!
python for文 実践編
実際に、文字列、配列、数値(range関数)を使ったfor文を見ていきましょう。
文字列
オブジェクトに文字列を指定した場合のコードを見ていきましょう。
greeting = 'こんにちは'
for g in greeting:
print(g)
●実行結果
こ
ん
に
ち
は
下図のように、文字列の文字が1文字ずつボックスに格納されます。
配列
オブジェクトに配列を指定した場合のコードを見ていきましょう。
greeting = ['こんにちは', 'hello', 'ciao']
for g in greeting:
print(g)
●実行結果
こんにちは
hello
ciao
range関数
オブジェクトに数値(range関数)を指定した場合のコードを見ていきましょう。
range関数①:シンプル
range関数の引数を1つだけ入力すると以下のようになります。
for i in range(5):
print(i)
●実行結果
0
1
2
3
4
range関数で開始値を省略した場合、開始値は0となります。
終了値は、「指定した値 – 1」の値になります。
range関数②:開始値を指定
開始値を指定したい場合は、以下のように引数を2つ(開始値, 終了値)入力します。
開始値を指定することで、開始~終了値までを決めることができます。
for i in range(1, 6):
print(i)
●実行結果
1
2
3
4
5
range関数③:ステップを指定
「あるステップごとに処理をしたい」というときは、以下のようにrange関数の引数を3つ(開始値, 終了値, ステップ)入力します。
for i in range(1, 10, 2):
print(i)
●実行結果
1
3
5
7
9
python break & continue 使い方
for文を使っていると、「特定の条件でループを抜けたい」、「特定の条件で処理をスキップしたい」ということがあるのではないでしょうか?
pythonでは、breakとcontinueを使うことで簡単に実現できます。
break:for文(ループ)を抜ける
実際にbreakを使ったfor文を見ていきましょう。
for i in range(1, 6):
if i == 3:
break
else:
print(i)
●実行結果
1
2
“i = 3″のときにif文の条件が一致するため、breakでfor文をぬけます。
そのため、”i = 3″以降の処理は実行されません。
continer:処理をスキップ
実際にcontinueを使ったfor文を見ていきましょう。
for i in range(1, 6):
if i == 3:
continue
else:
print(i)
●実行結果
1
2
4
5
“i = 3″のときにif文の条件が一致するため、continueで処理をスキップします。
そのため、”i = 3″以降の処理は実行されます。
まとめ
ここまで、pythonのfor文の使い方について解説しました。
for文を使うことで、面倒な繰り返し処理を一瞬で片付けることができます。
if文とfor文は相性がよく、組み合わせことが多いので、if文についても触れておくことをおすすめします。